ジョウビタキの瞳に春

ジョウビタキの雌です。羽の白い斑紋が特徴。「紋付鳥」という呼び名もあります。
また人の近くに寄ってくることが多いため「馬鹿鳥」などとも言われます。
「お前、馬鹿か！」などと親しい友達に投げかける言葉と同じ意味でしょう。
梅の蕾が膨らんでいます。間もなく、子育てのために彼女は
遠く中国大陸や樺太、千島列島の方まで帰って行きます。


	彼女の止まっていた梅の木も、あとしばらくの運命のようです。宅地の分譲が始まりました。大きな公孫樹（いちょう）の木も引越しです。ほら、トラックがやって来ましたよ。近くでは、次々と家が新築されて行きます。ジョウビタキさん、来年はもう、ここには住めませんね。


	すぐ近くに、背黒鶺鴒（せぐろせきれい）さんがいました。「何を考えてるの？」この方は世界中でも日本にしかいない「日本特産種」で、ずっとお住まい。白と黒との出で立ち、なかなかシック、あれ、もう向こうへ行っちゃうの。


もうすぐ春です。今日は土曜日です。	近くの園児たちが、お散歩です。

蝋梅（ろうばい）が、よく匂っています。	紅梅ももうすぐ開きます。

ピラカンサは鳥に食べてもらえず・・	夏に実る枇杷（びわ）がもう花を咲かせ

水仙は、すっきりと立っています。	野菜畑にも早春の光

雪の多い厳しい冬でした。間もなく春がやって来ます。
ジョウビタキさんの瞳に、遠い北国の風景が映っていることでしょう。
長旅、ご苦労さんです。来年も会えるかな・・・？

「ジョウビタキの水浴びとお化粧」は　→　こちらから

←「鳥は友達」のメニューへ　　

鳥の検索表へ

ジョウビタキ(尉鶲)の瞳に春	2006/1/27-28
2005年末から06年にかけて、冬鳥が特別に少ない冬となりました。数年ごとにこのような状態がやって来ます。原因などはよく分かっていません。家から歩いて３分のところで、珍しくジョウビタキの雌に出会いました。その瞳には、いつも見とれてしまいます。