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モズさん、何を怒っているの?
秋の高鳴きの季節でもないのに、「キリキリキーキー!」と2羽が叫び続けていました。◇ 
2008/4/28-30 〔松山市東野〕
そばを通り過ぎる時、私が怒られているのかと急ぎ足。
ずっと離れてからも、まだ叫んでいるので、もう一度見に行きました。
ヘビとかイタチ、カラスなど天敵が近くにいるのではないか、と思ったからです。
出来れば助けてやりたいものです。あの叫び声では切実です。
3メートルほどに近づいても、相変わらず叫び続けます。こちらに向かっても何か言って
くれているようですが、当方は「百舌鳥語」をマスターしておりませぬ。チンプンカンプン。

よじ登ったりして
まさかロープ遊び
してるんじゃないよね。


ヒナもいなければ
外敵もいません。
巣もありませぬ。



蜜柑の蕾が膨らんでいるだけ。
蜜柑の木が数本、中に入って調べます。何もいません、ありません。
翌日も翌々日も同じことをやっています。百舌鳥語の意味不明。
考察を加えました。最近、30数画と40画あまりの
宅地造成が行われました。今まで牧草地と果樹園だった
ところがなくなりました。ここも近く宅地化されるそうで、
柿の木が全面的に伐られました。
モズの1家族か2家族が、住むところをなくしたのだと思われます。
エサの生き物たちがいなくなったのですから
テリトリー(領地)争いをするほかないのでしょう。
2羽のモズは、夫婦ではなく、雄同士だったようです。
新築の家の周りには、幸せそうに花々が咲き誇っています。
古い家、といっても比較的
新しい家々ですが、
ガーデニング今盛りです。
植物優待(ただし雑草を除く)
で目にも綺麗。
動物虐待(?)は見えませぬ。

モズさんは、
それを言ってたのかな?。
5月1日、巣の在りかが分かりました。  



テリトリー争いをしていた蜜柑の木から40メートル南、
こんもり茂ったこの木の中。
ヒナたちが、「シーシーシー」と、しきりにエサをねだっている
声を張り上げていました。


    
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