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  O.K.バジ(垣見一雅さん)の講演    2005/7/9(土)
 13:30〜16:30 
      〔「ネパール好き」所属〕                 
ネパール等の支援活動を続けているNGO「CCWA愛媛の会」等主催で、
講演会が、松山市三番町のコムズで行われました。その概要です。

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    CCWA愛媛の会等主催「もっと知りたいネパールZ」OKバジさん 垣見一雅氏   
 〜日本の善意をはこびつづけて〜 
  
ネパール帽は自前ですが、
服は主催者CCWA愛媛の会が
無理やり(?)貸与・・。
数年前よりも、若い感じの
垣見一雅さん。
現地の学校の状況など。
村人たちの奉仕活動で、
建設経費の3割ほどが安くなる。
そのようにして建てられた
学校の一つ。
支援物資を手渡す垣見さん、
左、ひげもじゃの垣見さん、
右、村の女の子。

垣見さんの息子さんが
この写真を見て、
「どちらが支援されてるほう?」
と言ったそうである。
熱心な聴衆、
比較的若い人が多い。
質問も沢山、出された。
ご馳走の一つ、
ブタの頭を抱いている子。
灌漑用水路を手作業で
数キロも切り開いた村人たちが、
その道具を作っているところ。
子供たちと、垣見さん。
裸足の子も多く、
皮膚病や栄養失調、その
ほかの病気に罹っている
子供たちの、今の日本人に
とっては衝撃的な沢山の
映像が披露された。
村の男の子(上の写真の
前列中央)が、真冬に来ていた
たった1枚の破けたシャツ。
著書『OKバジ』(くわしくは こちらから
にサインする垣見さん。
ヒマラヤの美しい風景、
トレッキングする人たちの
姿も。

ネパール支援を、これから始めようとしている人たちのために、と幾つかのアドバイスを話されました。その一部(文言は泉原による要約です)
1 支援活動というものは、もともと「還元」のあるものではありません。
2 現場主義に徹することが大事だと考えます。
3 「先生」になるのではなく、現地の人の「パートナー」となることです。
4 その国の、文化や伝統を尊重する姿勢が大切です。
5 現地での「経験を通して学ぶ」、これが大事です。
6 村人を信じる、すなわち相談をしながら村人たちに考えてもらうことです。
7 ドナー(支援の提供者)に対しては、報告義務があります。これを忘れないこと。
8 なによりも継続すること。
9 村人と「良い信頼関係」を作ること。
10 苦しんで行動するのでは続きません。楽しみを見つけて行うことです。


・ネパールの人口は約2,150万人。国土面積は日本の43%、北海道の約2倍。
・革命を目指しているマオイスト(急進的毛沢東主義者)たちも、その数が増え、いろいろ要求して来るけれども、その実質的な内情は変化しつつある。
・声を上げられない、要求することの出来ない目立たない弱い立場の人たちを見つけて支援することが必要。
・時間の使い方の観念が、日本などとは大いに異なる。
・村人たちに今必要なもの。米、塩、石鹸、菜種油(子供の皮膚にぬるための)など。
この部分に挿入していました「垣見さん講演会(北宇和高日吉分校・松野西小)」2005/7/12の
愛媛新聞記事は愛媛新聞社からの転載許可が得られなかったため(理由は、ホームページ開設者が
直接、記事に関係しているもの以外は認められないとした規定による)残念ながら削除しました。〔2006/5/8〕

村人たちが、OKバジに対する感謝の気持ちを綴った
本です(ただし英語版のみ)。

Author and Editor:Nilkantha Neupane
Publisher:NPO 2050  First Edition:March2004
Printed at:Palpa Offset Press  Price:Rs200

その他、以下のページを参考にしてください
NPO「2050」について →  こちらから
OKバジについて →  こちらから
NGO「CCWA愛媛の会」について → こちらから 
ネパールの山村の子供たちなど → こちらから
ネパール支援の可能なかたに、その方法 → こちらから
「ネパール現地の活動家OKバジ講演会等報告」2007/7/1は → こちらから

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