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 パソコン故障、顛末記 
〔「雑学おせっかい」所属 2005/7/20記〕

《使用パソコン》FMV-CE18WB/R(2002年冬モデル、購入後2年5ヶ月で故障)
2005年 状 況
5/28(土) 突然電源ダウン、画面真っ暗に。本体の回転音が数日前から以前と違うように感じていた。ファイルの読み込み遅いときあり。ケースの右側、触れないくらい極端に熱くなっている。
F社サポートへ電話。断言は出来ないが、症状から見て電源駆動系の可能性あり、とのこと。
購入店Y電機へ持ち込み。症状を6ヶ条に書き、添付して修理依頼。データ救済を希望(5年間無料保障期間内)修理に2週間はかかる、と言われる。
6/5(日) Y電機O氏より、HDDを取り替えるためデータはすべて消える、Windowsは立ち上がっている、どうするか?の電話。データ移行サービスはメーカーは行わず、Y電機で700MB当り7,900円(正常時で、故障のものはもっと高い)とのこと。40GBほどのデータあり。4億5千万円を超える? いったん返還を依頼。
6/7(火) PC返ったと電話あり。
6/8(水) Y電機でPC専門の担当者O2氏、M氏に相談。HDに丸ごとコピーの方が早いのでは、とアドバイス受ける。適当なもので、HDDは19,800円なり。自分で何とかしてみるとPCを持ち帰る。
メールが108通溜まっている。重要なもの処理。その途中いきなり電源off,、電源入れてから54分なり。ケース右はやはり熱し。冷えてから、同様作業。今度は20分でダウン。
6/9(木)〜6/12(日) これより4日間、本体前面のフラップを開け、ウチワであおぎながらケースが熱くなる手前で作業中止。電源Off後、本体が冷えてから作業再開。(扇風機をまだ出していませんでした。ウチワの方がどこか機械に優しいような気がして、要するに「あわてて」いるのです。)1日3回程度冷えるのを待っての繰り返し、合計10GBほどのデータをDVD−RWにコピー。
6/13(月) Y電機へ再持込、上記作業が可能なこと、詳しく状況を記載して修理出し依頼。
    【1週間過ぎても修理から返って来ない。じっと我慢の子】
6/24(金) 前日「修理完了」と電話あり。受け取りに。
F社Tサービスセンターの「修理請求明細書」には以下のとおりの報告。
処置  現象)本体が熱くなる。 
     原因)HDD動作不具合にて負荷がかかり熱くなる現象を確認。
     内容)インストール済みHDD交換を実施。
     交換後にPC動作テスト実施し異常ありませんでした。使用部品プレインストールHDD 1。
・接続等を終え、各種設定などを行っていると、いきなり電源Off.。14分でダウン。前よりも悪し。ケースはやはり熱くなっている。全然治ってはないではないか、データも無くして壊したようなものでは!
直接Tサービスセンターへ問い合わせたいと電話。「ありがとうございます。当社の営業時間は終了いたしました。月曜日の・・・」とアナウンスあるのみ。結構なお休みで。Y電機へ行くほかなし。
しかし、いずれも向こうは大企業、しかも激烈な競争に生き残っている兵である。こちらは単なる個人、しかもかなりの老体なり。体力、気力、財力において果たして当方に理と利ありや? といってもこのままでは使い物にならない。抗議をするなら徹底的にやるべし!
・夜のY電機へ3度目の持込み。ここでは「取次ぎ」をしているのみと判明。フロアー責任者なども応対に出て来られるが、取次ぎだけとなっているのなら、その仕組み自体が問題。店長に直接、とねばる。
 現れたM店長は、一見して「優秀」、「切れ者」、「スマート」と分かる。しかも若い。今までの経過と、あれだけ故障の状況を詳しく2度も記載して渡してあるのに、読んでいないのではないか、ユーザーが、治っていない状態を証明したり抗議したりするのはこの窓口しかないのではどうしようもない、持ち込みから1ヶ月近くもたってこの有様とは、システムに問題があるのではないか、などと40分間も抗議した。店長の応対は「非の打ちどころなし」であった。
チェックすべき希望箇所等を確認の上、「最優先、最大限注意、再演厳禁」で再度の「修理」を依頼。
6/28(火) Y電機M店長より電話あり。サービスセンターへ確認したところ、「1回目修理後、1日中電源ONにしていたが異常は見られなかった」と報告受けた、とのこと。じっと起こしておくだけなら元気で、仕事させると14分でダウンする機械もあるのか、と思ったがこれは言わず。修理箇所・要望の再確認をなさるので確認。「4日たってもまだ取り掛かっておられなかったのか・・・」とガックリきたが、これも言わず。
   【ふたたびまたもや、今度は10日過ぎても修理から返って来ない。じっと我慢の子】
7/11(月) 10日、店長より修理完了と電話あり。受け取りに。
今回のF社Tサービスセンターの「修理請求明細書」には以下のとおりの報告。
処置  現象)再々修理お預かり分。 
     内容)制御部改善の為、メインボード・メモリ・CPU交換を実施。
         電源系改善の為、電源ユニット交換を実施。
         放熱駆動部品改善の為、CPUFAN交換を実施。
     使用部品)マザーボードASY ATHLON-1.53GHZ メモリDIMM(256MB)  CPUファンKIT デンゲンユニット
要望していた「詳しい修理の状況報告」の手紙も添付してある。それによれば、
交換部品のメインボード、CPU、メモリ、いずれも「制御部の誤動作による可能性がある為、交換」。電源ユニットは「電源系不具合の可能性がある為、交換」。CPUファンについては「前回の申告内容に放熱や異音があった為、放熱駆動部品交換」とある。
「可能性」であって「不良」とは一箇所も書いてない。こちらが無理やり換えさせたという表現である。F社担当者の姿勢のようなものが垣間見える。
余計な事ながら、F社社長宛の「親展の手紙」が脳裏を横切る。ヒマならばやるべきことか・・・。
また、店長に指摘していた「2002年7月のF社HDDのリコール問題」の件は、該当機種は30GBのものであったため、この機種には関係ない、との返事を得る。
今回ユーザーにとっては大変な負担となったが、店側やF社の負担はゼロなのか? のこちらの問いに、M店長はポイント返還をしたいと、F社は部品代7−8万円を負担している、とのこと。
返還ポイントに現金を追加して外付けHDD「BUFFALO HD-HB250U2」\18,000を購入して帰る。
M店長は、F社の修理担当者に対し、丁寧な手紙を出しているが、当の担当者は6月15日「申告内容が前回と違う為、再度診断」などと回答している。やはり故障状況の報告を読んでいないか、「国語力」がどこか違うのだということが推察される。このあたりが「誤修理」の原因のようでもある。
7/11(月)〜7/20(水) 持ち帰ったはいいが、予想以上に膨大な作業が待っていた。
1)WindowsXPをXP,SP2にアップ。(雑誌付録のSP2のCD-ROMをよくぞ取っておいたものだ)
2)「ウイルス・バスター2003」をCD−ROMからインストール。
3)インターネット・ブラウザー「Opera7.02」をCD-ROMからインストール。
4)プロバイダーへの接続設定。接続。溜まっていたメール120通、自動的に受信。これがメーラーM2のバージョンとの関係で、後の「移行」に手間取ることとなる。
5)「ウイルス・バスター2005」にオンライン・ダウンロードでアップ。
6)Windowsのアップデート
7)DVD-RWドライブ・ファームウェアのオンライン・ダウンロードでアップデート。
8)ソフト「Drag'n&Drop」をオンライン・ダウンロードでバージョンアップ。
9)ホームページの確認と、緊急を要するメールの処理。
10)プリンタPM-A850のドライバをオンライン・ダウンロードでアップ。
11)転送処理に使っている古いパソコン通信用「Nifty Manager」をCD-ROMからインストール。設定。
12)ブラウザー「Opera7.02」を「8.02」へオンライン・ダウンロードでアップ。
13)故障前のバージョン7.23と自動的に受信された7.02によるメールや設定のデータ移行について電話やメールでライブドアのサポートを受けながら、7月18日に完了。
14)故障前に使用中で、取り急ぎ必要なアプリケーションを3個ほどインストール。まだ数個残りあり。
15)ソフト「ホームページ・ビルダー8」をCD-ROMからインストール。
16)ホームページのデータその他をPCに戻し、サーバー上のものに連携。とりあえず必要部分を訂正。
17)新規購入のバックアップ用外付けHDD「BUFFALO HD-HB250U2」を接続、設定。一部バックアップ。なお、勉強中。
今回の教訓 1)「5年間無償保障」がかえってアダとなったともいえる。なければ新品購入で出費は強いられるが、それ以降の様々な苦労には遭わなくてすんだことだろう。
2)関係した店員6名すべて親切丁寧のため、当方は簡単に治るものと安易に構えていたところがある。親切が悪くはないが、その裏にある仕組み自体はそれほど親切には出来ていない。
3)店長が「出来た人」であったため、この程度の苦労ですんだのだろうが、一般にはもっとグチャグチャになっているのではないかと推測する。それにしてもF社の内部体制は問題があるようだ。
4)一時は「家庭内LAN」を考えたほど、故障したときのダメージや負担は大きい。企業ではなく個人でも、それらバックアップ態勢に抜かりのないよう取り組むべき時代となったことを知る。
5)そのための、アクセスポイント用ブロードバンド・ルーターやアダプタ、HDDなど、格段に安くなっているのに驚いた。いわば時代の要請なのであろう。無線LANルータでも1万円台である。
6)CD-RやDVD-R等へのバックアップの時代は過ぎ去ろうとしているように思える。テラバイトのHDDも出現している。
7)購入申し込みの場合などは、翌日には「宅急便」で到着する時代、「修理」の方は後回しか。M店長によればF社はまだT市にあるからいいほうで、東京まで送らなければならないところもあるとのこと。合理化や人員削減、支店営業所統廃合など企業競争は度を越しているのでは?。実態はみんなみんな「大変なのだあ〜」。こんな国家に誰がした?
8)ソフトのインストールなどうまく行かないときは、あれこれいじらず、さっさと再インストールしてしまう現代風な「ドライさ」が必要。昔人間は、なかなかリセットなどしないで悩みまわる習性がある。
9)Y電機の最近の店内で気になること。
@書籍売り場がなくなった。PCのパーツなど、かなりマニアックなものが沢山並べてあるが、ソフトなどは見つけにくい目隠ししたような場所に、同じソフトばかりが多数、種類の多様性がない。
A中古パソコンの販売は良心的でいいと思うが、私などのように書籍や雑誌で情報を仕入れ、素人としての勉強をしている者には不便。
B店には大きな買い物ではなく小さな買い物でたびたび足を運ぶと思うのだが、利益率の問題もあるのだろうが、今後どうなるのか人ごとながら気がかりなところ。
おわりに 長々とした報告、最後まで読んでいただきありがとうございました。「故障修理」にはくれぐれもご用心を。

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