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     梅ヶ谷山尾根・独標1169mの新緑      2005/5/21(土)
    “東温アルプス”の尾根道を井内峠から梅ヶ谷山(ばいがたにやま)の尾根を歩きました。  

〔愛媛県東温市/上浮穴郡久万高原町〕
梅ヶ谷永子林道の井内トンネル南口に車を置き、そこから井内峠へ、それより尾根道を東へ向かって歩きます。
ドライブ案内
国道11号線重信道路の東温市則之内の則之内交差点信号を南(井内谷)方面、県道210号美川川内線に入り、それより山のほうへ向かって走る。バス停、〈井内〉〈井内北間〉も過ぎ、集落の切れた上部で梅ヶ谷を渡る大滝橋。それより山中の梅ヶ谷永子林道をたどれば〈井内御来光滝〉、さらに上部へ行けば井内トンネル。南側へ抜けた久万高原町側に駐車場所がある。松山中心部から一般道経由で約1時間、全部舗装済、ただし落石とカーブでの対向車出合いに注意。それより久万高原町上直瀬へ下る予定の方は、トンネルより500m先で舗装は切れ、ひどいダートとなる。乗用車などは盛大にお腹をこすることとなる(2006/11/8現在、トンネルより少し下った久万高原町側は全面通行止め)
井内トンネルを久万高原町側
へ出た駐車場所のところ。

現在、通行止め。
多分、崩落などによるも
のでしょう。
井内峠の道標。
久万高原町の直瀬方面
登山口へ0.2kmとあり
ますが、実際は0,4kmく
らいあるように思います。
背丈よりも高い笹に覆
われて、通過も苦しか
った尾根の登山道、
川内さくら山行会の人
たちによる笹刈りなど
の整備で、とても歩き
やすくなりました。
まるで、どこかの公園の
散策道のように見えます
が、急坂もあります。
足元はしっかりした登山
靴でなければなりません。

北側、東温市川内側は
切れ落ちていますから、
歩行にはくれぐれも
注意が必要です。
大きなブナが、風のせい
でしょう、ポッキリと
折れていました。
同じく三葉躑躅(みつば
つつじ)も、数メートル
もあるものが、折れて倒
れています。
独立標高点1169m.。
標識などはなにも
ありません。
アップダウンのある登山
道の途中、という感じで
す。
梅ヶ谷山(ばいがたにや
ま)頂上1315.8mまでは
1km強、山頂手前は
そうとう急な登りです。
その山頂(猴口山〔さる
くちやま〕ともいう)を
目指していたのですが、
えらく遠く感じられ、
体力と気力の関係で、
今日はここまで、としま
した。

〔2006/11/12山名等修正〕
猴口山(1315,8m)山頂の
反射板。
(36倍望遠で撮影)
帰途、尾根道から南方に
見える奥善神山1284.1m。
10分程度で峠まで帰着。
ここ井内峠は、ちょうど
二つの峠の中間点にある
ようです。

ここから、登りのときの
井内側ではなく、直瀬側
に下ります。
一抱えもある杉の大木が
真ん中から、ポッキリ。
鎌柄(かまつか)の花が満開、それも数本が群れをなしています。
材が強いため、鎌の柄として利用されます。かつては牛の鼻輪に 
も使われたため「牛殺し」の別名もあります。
              
花の直径は9mmほどと小さいですが、美しく可憐です。
トンネル口から峠までは、
井内側からが近いですが、
直登気味の、かなり危険な
山道です。下りは、ぜひと
も直瀬側がお勧めです。

登りにも利用の場合は、
駐車場所後の土の盛られた
上に立っている、この棒が
直瀬側からの登山道入口の
道標です。これを越えたと
ころから一旦少し下って、
そのあと左折して峠に向か
います。
トンネル南口から見た
直瀬側の新緑。

カッコウ、ホトトギス、
ツツドリ、オオルリ、ヒガ
ラ、ウグイス、ミソサザ
イがよく囀り、
そのほかに、
コガラ、アオゲラ、カケ
ス、キセキレイなどに出
会いました。
梅ヶ谷永子林道途中から
対岸斜面の大亀の木(おお
かめのき)の満開の花の
群がり。
いま全盛期。
別名、虫狩(むしかり)、
弓とかカンジキの材料に
も使われるそうです。。
大亀の木の花のアップ。
県道の途中には、
こんな場所もあります。
その「井内 御来光の滝」
橋の上から見たところ、
水辺にはなかなか降りられ
ません。
井内トンネルまでの途中に
一ヶ所、県道から井内方面
を眺めることが出来る場所
があります。

道路下の杉の植林が伸び
てくればむずかしくなり
ます。すでにかなり眺め
にくくなっています。
(望遠で撮影)
棚田の風景「棚田、東温市井内」へは、→ こちらから
「井内の棚田」(2006/6/1)へ
「東温アルプス、梅ヶ谷山の尾根道」(2006/6/1)へ

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