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 東温アルプス、梅ヶ谷山尾根道
2006/6/1 (木) 
大袈裟かも知れませんが、四国で今一番歩きやすい尾根道かも。

〔愛媛県東温市井内/上浮穴郡久万高原町上直瀬〕

【登山口までのアクセス】
松山市街地から約30km、およそ1時間。国道11号線東温市則之内(すのうち)交差点を右折、井内方面
県道210号川内美川線を南進、井内の集落を過ぎた上部の谷を渡る大滝橋から梅ヶ谷永子(ばいがた
にえいし)林道に入り(舗装済)、そのまま山の中、上部へ進む。カーブや落石などに注意。二つの滝を
過ぎ井内峠隧道(いうちとうげずいどう)に至る。隧道を抜け、久万高原町側に駐車場所(数台分)あり。
東温アルプスの、白猪峠(しらいとうげ)から根無山〜猴口山(さるくちやま)また
は梅ヶ谷山(ばいがたにやま)〜奥善神山(おくぜんじやま)〜陣ヶ森〜皿ヶ嶺
と続く尾根道は、「川内さくら山の会」の整備活動で、長年放置された熊笹の
繁茂が刈払われ、四国で最も歩きやすい尾根の登山道ではないかと思わせ
る素晴らしさです。あまり大衆化されると、東京近郊のように、休日の山火事
防止監視員が必要となったりします。適当な数の訪問者が望ましいですが。
井内の人たちによって、長年維持されてきた萱場。
林道途中の見晴らしのいい場所から振り返ると、北西方向に象ヶ森(ぞうがもり)
井内の棚田などが見える。ただ木々の成長で棚田は年々見えにくくなっている。
林道の展望場所から、井内の棚田。前の木が邪魔でもう眺めも限界に。
井内峠隧道南口(久万高原町側)。
ここに車を置き井内峠へ。唯一、道の
分かりにくい場所。すぐ後の土捨て場
だったような土の小山(イタドリが繁茂)
を越えて(布切れをつけた小さな棒が
立っている)向こう側へいったん下るこ
と。最初の分岐は右(下りの方)へ、次
の分岐は左(上りの方)へ。現在、綺
麗に整備されている登山道が続いて
いる。峠まで300mほど。
途中、フタリシズカやコバノフユイチゴ、
テンナンショウなど、たくさんの草花が
迎えてくれます。
井内峠、標高は1088m。
数十年前から立ちつくす古い道標。
新しいものの「井内方面登山口」は、
トンネルの東温市井内側からのもの。
ただし、落ちたら絶対命のなくなる
急斜面と狭い道です。
トンネル南口「直瀬方面登山口」から
がお勧めです。
肝試しをしたい方は、井内側から上り、
トンネルの方を見下ろしてください。
かなり「涼しく」なること請け合いです。
尾根道では、シジュウカラが盛んに囀っていました。エナガの群には、
巣立ったばかりのヒナたちが沢山居ました。集団で移動です。
【この日の鳥友達】
カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、アオバト、アオゲラ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、
センダイムシクイ、エナガ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、コガラ、ヒヨドリ、など。
ブナなど尾根道の大木の幹のたくましいこと。
緩やかなプロムナードが続きますが、特別に急なところもあります。
今回も1315.8mの猴口山(さるくちやま)
の反射板を目指したのですが、弁当を
食べたら、退却です。
またいつかです。
梅ヶ谷永子(ばいがたにえいし)林道の途中では、二つの滝が見物できます。
どちらも、静かで上品なたたずまい。
井内仲屋あたりの棚田。林道途中から。
「棚田、東温市井内」(2005/5/21)へ
「梅ヶ谷山尾根・独標1169mの新緑」(2005/5/21)へ
「井内の棚田」(2006/6/1)へ
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