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 霧のアケボノツツジ、岩黒山  
2006/5/12 (金) 曇・霧
今にも降り出しそうな空模様でしたが、登ってみることに。

〔愛媛県上浮穴郡久万高原町面河/西条市〕
車で松山市から国道33号、県道12号、国道494号、石鎚スカイライン経由
土小屋(標高1492m)まで約2時間半くらいです。有料部分はありません。
霧の中の花、いま満開。
面河の関門駐車場、真っ赤なサツキの花で「おもご」と描いてあります。
石鎚スカイライン展望台から下を振り返れば、新緑の盛りです。
この附近では、小瑠璃(こるり)が
「ヒッヒッヒッヒッ・トゥルルルルー」としきりに囀っていました。
石鎚の山頂は雨雲の中、東稜もますます厳しそうに見えます。
展望台から御来光の滝、最近の雨で水量はたっぷり。
少し晴れかけたかと思っても、
すぐに雨雲が流れてきます。

岩黒山(1745.6m)は、まだ雲の下。
お目当てのアケボノツツジが
見えます。
雨が降る前に、
たどり着きたいものです。
土小屋(1492m)からクマザサとダケカンバの斜面をたどります。
咲いてます咲いてます、丁度いい塩梅。「盆栽仕立て」と呼ばれて
いるもの。岩の上で栄養分が少ないためでしょう、盆栽のように。
(ここまでなら、土小屋からゆっくり歩いて約30分です)。
ゴヨウマツやウラジロモミの林の傍、ひとしきり賑やかに咲き誇っています。
かすかに霧雨を含んだ風が流れて来ますが、
熊笹もほとんど濡れていません。恵まれた山行。
咲き始めて期日が浅いためか、色が鮮やかです。
鬱蒼とした樅(もみ)の林の一隅、枯れているものがあり気がかり。
下山途中、少し霧が晴れてきました。ウグイス、ヒガラ、ツツドリ、コルリ
などの囀りがよく聞こえますが、コマドリ、メボソムシクイは、まだ
渡って来ていないようです。今年はほんの少し遅れているのでしょうか。
大森山(1399.3m)が頭を見せ始めました。
翌日、翌々日の土・日(13日・14日)は雨の予報。
その雨の中、しばらくは咲き続けていることでしょう。
「冬の石鎚山北面」(1982/1/10)は → こちら
た易く安全に山頂に行ける、「石鎚山系、もっとも安直な山頂へ」
(2005/10/27)は → こちら
「岩黒山、晩秋」(2006/11/2)は → こちら
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